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新大久保との出会い〜壁画制作

齋藤うなぎ:
高岡さんに大久保商店街の方を紹介したのはもう10年以上前になりますね。
あれは確か、僕が立教大学に通っていた時に、授業で街の活性化みたいなテーマのものがあって
それに大久保商店街の人たちが結構たくさん参加していたんですよね。

でもって、期末の評価が出るタイミングで授業に参加している大久保の方と学生の交流みたいな
昼飯を食べるイベントがあって、
まあ、かなり適当に授業に参加していた僕としては、一世一代の大勝負ということで
そのイベントに出たわけです。

まあ、そういう交流会って当時の学生も引っ込み思案だから
参加者が少ないわけで、
そんな中で、僕はなにか妙に盛り上がって話をしたんです。
まあ、教授がいたから少しPR的な面もあったかもしれません。

 

高岡洋介:
なるほど、齋藤くんらしい話だね

 

齋藤うなぎ:
で、その会話の中で、
新大久保って僕みたいなサックス吹きからすると
ISHIMORI楽器があったり、DACがあったりと楽器の街
という印象が強いという話をして

で、歴史的な経緯としても、進駐軍なんかがいた時代には
新宿駅近くで楽器をもった人がたくさんたむろしてて、
そこから米軍キャンプにトラックで運ばれて演奏しに行ったりして
まあ、そんな事情もあって彼らの楽器を修理する楽器屋さんが多い
なんて自説を展開

でもって、楽器、音楽という話になると、
街の活性化に、当時旗揚げしたばかりのJAZZ協同組合をタイアップさせる話で大見得を切ったわけです。

 

高岡洋介:
そうか、そういう流れだったんだね
でも、壁画にはつながらないよ

 

齋藤うなぎ:
そうそう、壁画については、新大久保のイメージって駅前のガード下の印象が強いって話をして、
まあ要する暗いわけですよ
そこで、すかさず 「いい人がいる」 って

 

高岡洋介:
いい人って、俺の事?(笑)

 

齋藤うなぎ:
「絵の上手な人がいるんで、ガード下に明るい絵を描きましょう」って
街の人も手伝って、みんなでお祭りのときに絵が完成するようにやってみようって話をしたわけです

 

高岡洋介:
しかしまあ、よく話が通ったよね
あんなところに絵を描くなんて、どこにどう許可を取ったらいいのかわからないし、
そもそもどんな絵を描くかなんて話も詰まっていなかったわけだし

 

齋藤うなぎ:
そこが大久保商店街のすごいところで、
僕が軽く言ったことを、しっかりと下地を整えてくれちゃったんですよね
まあ、僕も高岡さんの絵の事を自信満々に話していたし、
高岡さんなら「やる」って言ってくれると思っていたから、
何とでもなると思っていたんだけど

まあ、社会人になって、世の中のめんどくささが見えてきた今となっては、
あの時の森田さんを始めとして商店街の皆さんの動きってのはすごい事だと思います。

 

高岡洋介:
しかし寒かったよね〜
確か祭りのタイミングだから、10月だったかな
まずは駅側の面を描き始めてさ

 

齋藤うなぎ:
覚えてる、覚えてる
会社帰りにガード下に行ったら、
白いチョークで大まかなレイアウトが
出来上がっていて 、
その後に、
最初に色を入れたときのことは今でも鮮明に
覚えています
高岡さん、いい度胸しているな、って

 

高岡洋介:
いい度胸も何も、凄い人数の商店街の人達が、俺が壁に下描きしている後ろで待ってるんだもん。
下描きはゆっくりやりますなんて、とても言える感じではなかったんで、気合い一発で下描きやったんだよね。
今考えると恐ろしいね。

 

齋藤うなぎ:
結構大きなキャンパスだったから、
一日目の夜にちょっと不安になったんですよね
高岡さんの絵って、最後に外側に黒を入れますよね

あれが入る前って、やっぱり全然印象が違ってて
この絵はどうなってしまうのかな?

なんて、思ったりして

 

高岡洋介:
それって、なにかの取材で「逃げちゃおっか?」とか書かれた話?

 

齋藤うなぎ:
そうそう、あれはひどい記事でした(笑)
逃げちゃおうか、なんて冗談でいっただけなのに

いずれにせよ、苦しくも、楽しいイベントでした。
高岡さんは自信ありましたか?

 

高岡洋介:
ない。なかった。ありませんでした!(笑)
あんなデカイ絵なんて描いた事なかったし、
商店街やボランティアの人達の多さにもビックリしたし、
日々、 どうか壁画が無事に完成しますようにって
心の中で祈ってましたよ。
齋藤君も同じだったかもしれないけど、壁画が完成した時は、
魂の抜け殻みたいな状態になってしまったもんね。
ほんと、完成したのは奇跡だと思いますよ。

 

齋藤うなぎ:
そうですか
まあ、しかし最終的にとても良い絵ができたから、
今の新大久保との付き合いがあるんですよね
ああいうのって、作るプロセスもそりゃあ、大事ですけど、
結局のところ
「良い作品が出来上がった」
からこそ
「面白かった」
につながるわけで、逆だったらあの駅を降りるのも嫌ですものね

 

高岡洋介:
本当だよね。街の顔である駅の壁絵描かせてもらって、それが評判悪かったら、新大久保には二度と降りられなかっただろうね。
そうならなくて、本当によかった。(笑)

 

齋藤うなぎ:
(笑)


 

 
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